設置目的
1.「こどもたちが津波と防災を学ぶメッカ」
「福良港津波防災ステーション・防災学習展示室」は「津波」をテーマに特化することによって、県内外のこどもたちに津波の恐ろしさ、災害からの逃れ方を学んでもらう拠点とします。2.「防災を核として人が集うまちづくり拠点」
地域の危機管理を考える情報拠点として、あるいは独自の防災戦略を創造する場として活用され、地域の自主防災組織による防災学習や防災訓練が日頃から行われる場所として整備を行います。また、特に身体の衰えから被災する確率が高い「高齢者」に対して、津波の知識や避難の方法を教え、相談などを行うプログラムの提供を始め、防災をテーマとした講習会や会合、ワークショップなど、地域が自由に使える運営を実施することによって、「まちづくり」「人づくり」の拠点となるよう整備を行います。3.「地域の新たな観光スポット」
淡路島を代表する観光拠点、うずしお観潮船の乗場に隣接しており、家族連れやカップルがうずしお観潮の前後に何気なく訪れ、意外な感動に驚く場所とします。 そのためには、津波の怖さやまちがさらされる危険、あるいは逃げ方などが斬新な映像や機器によってインタラクティブに伝えられ、訪れた人々が楽しみながらも心に残るものにします。
開館案内
開館時間 | 10:00~16:00 |
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休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は、火曜休館) 年末年始(12/29~1/3) ※その他地域主催イベント・研修等により変更する場合あり |
入館料 | 無料 |
おねがい | 係員が不在のときがありますが、展示はご自由にご覧いただけます。ただし、展示機器や装置の上に登ったり、乱暴に扱わないで下さい。また、お子様の学習には必ず保護者が付き添っていただけますようお願いします。 |
施設案内
建築概要
構造規模 | 鉄骨鋼板構造2階建 総床面積:370m2 |
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耐震強度 | 震度7に耐える耐震構造 |
デザイン | 渦潮の動的なイメージ、海からのランドマーク |
竣 工 | 平成22年3月末 |
「津波防災ステーション」の機能
(1)備える
- ①水門、陸閘等の自動閉鎖システム
- a.自動開閉を行う施設:37基(全体計画 水門2基、樋門8基、陸閘27基)
- b.自動開閉遠隔操作制御システム:防災ステーション2F、南あわじ市中央庁舎
- ・大津波警報・津波警報により自動閉鎖 J-ALERT(総務省の全国瞬時警報システム)の衛星情報受信
(2)伝える
- ①津波情報の屋外緊急放送
ステーションの屋外放送スピーカーにより、観光客等海岸利用者に津波情報を提供 - ②監視映像の配信
津波発生時に、広域監視カメラによる福良港の津波等の情報を南あわじ市、県に配信することにより、効率的な防災活動を支援
設置場所:津波防災ステーション、国民休暇村南淡路
(3)逃げる
- 大きな地震を感じたら、まず高台へ避難することが大切です。高台へ避難する時間がない場合には、防災ステーションへ緊急的に避難することもできます。
◇夜間は、緊急情報受信時に施錠解除 ◇収容人数分の水等を備蓄
(4)学ぶ
- ①目的
- ◇常時オープンの施設として、津波知識の供与と津波防災の啓発 ◇地域の自主防災組織の研修、小学校の課外学習での利活用
- ②展示概要
- ◇津波を『感じる』『知る』『逃げる』『備える』の4つゾーン構成 ◇映像により津波の怖さを感じさせる「プロローグ」、津波を知り、逃げること、備えることを学ぶ「ダイアローグ」の2室で構成。 ◇ダイアローグでは、展示機器を活用して、地域の防災研修、小学校の課外学習等の研修利用が可能